シェアハウスという賃貸形態

昔良くしてくれたお姉さんがいましたが、その家に賃貸の看板が置かれおり、感謝を言えず終いで心残りだという話です。

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シェアハウスという賃貸形態

賃貸物件になっていたお姉さんの家

シェアハウスという賃貸形態
私の両親は共働きで、二人とも日勤夜勤のローテーションだったため、私は祖母の家に住み育てられました。祖母の家は、通っていた小学校の隣の地区で結構な距離があり、毎日一時間かけて通学していました。小学二年生の頃のある日、学校の帰り道の道沿いにある二階建ての家の縁側に、綺麗なお姉さんが座って居て、私は話しかけました。年齢は聞きませんでしたが恐らく20代半ば位だったと思います。とっても優しくて、長い時間話してくれ、毎日そこを通るのがとても楽しみで、お姉さんが居ない時は、途中で摘んだ蓮華草の花束を玄関にプレゼントとして置いたりしました。

そして一年が過ぎ、三年生になると私は部活動に入り、会うことも次第になくなりました。そして中学生になった時のある日の帰り道、お姉さんが以前と変わらず縁側に居るのを見つけました。あれから数年経ってるし覚えてらっしゃらないだろう、そうだったら恥ずかしい、と声をかけず帰宅しました。そのほんの数日後、その家に賃貸と書かれた看板が置かれ、引っ越しされた事を知りました。あの時声をかけていれば、感謝の気持ちを伝えたかったと今は本当に後悔しています。どこかで元気にされている事を願っています。

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